仕事が順調に進んでいたときは、両親のところに顔を出すことなんて365日のうち1日か2日程度。
ひどいと日帰り。
そんな日々が過ぎて行って
気づいたときには
お父さんは昔のお父さんとはだいぶん違う人になってしまった。
何にも覚えていられないくせに頑固(前から?)で仕方ない。
イラっとするけど
優しくしてあげると
多少素直になってくれて
実家を出てからこんなに長い時間一緒にいたのは初めてで
多少今のお父さんの扱い方が分かったのかも。
こんな機会ができたのも、
運命かもしれないと
最近なんでも運命で片づけてしまいがちなんですが
単なる偶然が結果として必然なのかもしれません。
「お父さんが僕の年齢だったとき、僕は11歳だったんだね」
と言ったら
「そーだっけ?子供たちがいったいいくつなのかもう分からない」
と言う。
子供たちは、とっくにおっさんおばさんになってて
あなたはいつ死んでもおかしくないジジイですよ!
「人生はうまくいってる?」
なんて聞いてきたから
「うまくいってないよ。でもやり直せないしね」
「俺もお母さんにずっと囚われの身で失敗だよ」
と笑うから
「よかったじゃん。相手がお母さんで。うるさいけど」
なんて、ビール飲みすぎて
おとんと一緒にビール飲んでよかったよ。
うまくいかない時間ができてよかったよ。

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